ノウハウ
公開日:
2025.5.16
公務員から民間企業への転職を成功させる職務経歴書の書き方

公務員から民間企業への転職を成功させる職務経歴書の書き方
公務員から民間企業への転職を考える際、多くの人がつまずくのが職務経歴書です。
「在籍部署を羅列するだけ」「仕事内容をタスクで並べるだけ」になっていませんか?
しかし、あなたの職務経歴書を見るのは、公務員の仕事内容に馴染みのない民間企業の人事担当者です。彼らは、あなたがどのような仕事をして、どのようなスキルや経験を身につけてきたのか、そして、なぜ公務員から民間へ転職したいのかを知りたいと思っています。
この違いを理解した上で、民間企業に響く職務経歴書の作成方法を解説します。
部署名だけでは伝わらない!「何の事業にどう貢献したか」を明確にする
「〇〇課に在籍し、事務作業に従事」 このような書き方では、あなたの仕事の価値は伝わりません。民間企業の人事が知りたいのは、「あなたが何を成し遂げたのか」です。
部署名だけではなく、その部署が「何の事業を推進していたのか」、そしてその中で「あなたがどのような役割を担い、どう貢献したのか」を具体的に記述しましょう。
【NG例】 総務課に所属し、庶務事務に従事。
【OK例】 【総務課(公共施設再編事業)】 地域の公共施設再編事業において、住民説明会や議会対応、関係部署との調整業務を担当しました。特に、老朽化した施設の統廃合にあたり、利便性向上のための代替案を複数提示し、住民理解を得ることに尽力しました。
このように、事業内容とあなたの役割、そしてそこでの成果をセットで記載することで、採用担当者はあなたの貢献度を具体的にイメージできます。
「事務」と矮小化しない!仕事の裏にある「思考」を伝える
公務員の仕事は「事務」と一括りにされがちですが、その実態は多岐にわたります。ただ言われたことをこなすだけでなく、そこには必ずあなたの思考や工夫があったはずです。
コミュニケーション能力: 誰と、どのような目的で、どうコミュニケーションをとったのか
タスク遂行能力: どのような課題に対し、どう計画を立てて、どう実行したのか
PCスキル: どのような目的で、どのようにデータや資料を作成・分析したのか
これらの「当たり前」をただ羅列するのではなく、具体的なエピソードに落とし込んで記述しましょう。
【NG例】 PCスキル:Word、Excel、PowerPointの操作
【OK例】 【データ分析・提案力】 担当部署の事業データ(来場者数、アンケート結果等)をExcelで集計・分析し、課題を特定しました。その結果に基づき、より効果的な広報戦略を企画・立案し、上司や関係部署へ提案。実行の結果、翌年度の事業予算を獲得し、来場者数を10%増加させることに成功しました。
このように、「何のためにそのスキルを使ったのか」を具体的に示すことで、あなたの仕事への向き合い方や問題解決能力が伝わります。
「なぜ公務員に?なぜ転職?」キャリア観を冒頭で語る
一般的な職務経歴書では冒頭に「職務概要」を記載しますが、公務員から民間への転職の場合は、「キャリア観」を伝えることが非常に重要です。
なぜ、数ある職業の中で公務員を選んだのか?
公務員として働く中で、どのような価値観や経験を得たのか?
なぜ、今、民間企業への転職を考えているのか?
これらの問いに、あなた自身の言葉で明確に答えましょう。
民間企業の人事担当者は、あなたが「何を大切にして仕事に取り組んできたのか」、そして「民間企業で何を成し遂げたいのか」を知りたいのです。
【記述例】 私は、地域社会に貢献したいという思いから公務員を志しました。在職中、〇〇事業を通じて、多くの住民や関係者と協力しながら一つの目標に向かうことにやりがいを感じてきました。この経験を通じて得た課題解決能力や調整力を活かし、よりスピード感をもって社会貢献ができる民間企業で新たなチャレンジをしたいと考えています。
このように、あなたの過去と現在、そして未来が一貫したストーリーとして語られることで、採用担当者はあなたの転職への強い意志と、入社後の活躍イメージを持つことができます。
公務員としての経験は、民間企業で活かせる貴重な資産です。ぜひ、あなたの経験を「事務」と矮小化せず、その事業内容、貢献度、そして思考プロセスを具体的に記述し、あなたの価値を最大限に伝えられる職務経歴書を作成してください。










