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公開日:
2024.4.17
公務員と民間企業の「事務職」はこんなに違う! 転職前に知るべき本当の姿

「公務員の事務職だから、民間企業の事務職もできるだろう」と考えていませんか? 実は、公務員と民間企業の「事務職」には、大きな違いがあります。この違いを理解せずに転職活動を進めると、「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。
この記事では、公務員と民間企業の事務職の違いを明確にし、あなたが後悔のないキャリア選択をするための情報を提供します。
公務員の「事務職」が指す範囲
公務員の「事務職」と聞くと、どのような仕事をイメージするでしょうか? 多くの場合、公務員の事務職はジェネラリストとしての役割を担います。
1. 総合職としてのキャリアパス
公務員の事務職(特に国家公務員一般職や地方公務員行政職)は、数年ごとに部署異動を繰り返し、様々な業務を経験しながらキャリアを積んでいきます。例えば、ある期間は住民票の発行窓口業務を担当し、次の期間は企画立案、さらに次は予算編成に携わる、といった具合です。
これにより、特定の分野に特化するのではなく、行政全般の幅広い知識と経験を持つ総合職として育成されます。
2. 専門性の深さより広さ
公務員の事務職は、特定の専門性を深く追求するというよりは、多岐にわたる業務に対応できる能力が求められます。法律の解釈、政策の企画、予算管理、住民対応など、その業務内容は非常に広範囲にわたります。
3. 公益性が最優先
公務員の仕事は、常に「公共の利益」を最優先に考えます。効率性や収益性も考慮しますが、最終的な判断基準は住民全体の福祉向上や社会の安定です。そのため、民間企業のような競争原理や顧客獲得といった視点とは異なります。
民間企業の「事務職」が指す範囲
一方、民間企業の「事務職」は、一般的に特定の業務に特化したスペシャリストとしての役割が強い傾向にあります。
1. 特定の専門業務を担う
民間企業の事務職は、経理事務、人事事務、営業事務、一般事務など、特定の部署や業務に特化していることがほとんどです。
経理事務: 伝票処理、帳簿作成、決算補助など、会計に関する業務
人事事務: 給与計算、社会保険手続き、採用補助など、人事に関する業務
営業事務: 営業担当者のサポート、資料作成、受発注業務など、営業活動に関する業務
一般事務: 書類作成、データ入力、電話対応など、部署全体のサポート業務
これらの職種は、それぞれの分野で専門的なスキルや知識が求められます。
2. 効率性と利益追求
民間企業の事務職も、その業務を通じて会社の利益に貢献することが求められます。業務の効率化やコスト削減、顧客満足度の向上といった視点が常に伴います。
3. キャリアパスの多様性
民間企業の事務職は、必ずしもジェネラリストとしてのキャリアパスばかりではありません。同じ事務職種の中で専門性を深めていくこともあれば、経験を活かして他部署へ異動したり、管理職を目指したりと、キャリアパスは多岐にわたります。
公務員から民間企業の事務職へ転職する際の注意点
公務員の事務職経験者が民間企業の事務職への転職を考える際、以下の点に注意が必要です。
1. 経験の棚卸しと表現の工夫
公務員時代に培った幅広い経験は、民間企業でも活かせます。しかし、「住民対応」や「予算編成」といった公務員特有の言葉をそのまま使うのではなく、民間企業の人事担当者が理解できる言葉に置き換える必要があります。
例えば、「多様なステークホルダーとの調整経験」や「PDCAサイクルを回したプロジェクト管理経験」といった表現にすることで、あなたの能力をより具体的にアピールできます。
2. 専門性の有無
民間企業の事務職では、特定のソフトスキル(ExcelやPowerPointなどのPCスキル)や、簿記、社会保険労務士といった専門資格が重視されることがあります。もし特定の分野に興味がある場合は、事前にスキルアップを図ることも検討しましょう。
3. 働き方や文化の違いへの適応
公務員と民間企業では、組織文化や意思決定のスピード、評価制度などが大きく異なります。民間企業では、より迅速な対応や成果が求められる場面が多くなります。これらの違いを理解し、柔軟に適応する姿勢が重要です。
まとめ:自分のキャリアプランを明確にしよう
公務員の事務職と民間企業の事務職は、その業務内容、求められるスキル、キャリアパスにおいて明確な違いがあります。民間企業への転職を検討する際は、ご自身の強みや興味がどこにあるのかを深く掘り下げ、どのような働き方をしたいのかを明確にすることが成功への鍵となります。
「Gov2Career」では、公務員の方のこれまでのご経験を丁寧にヒアリングし、本当にあなたに合った民間企業の事務職、または他の職種についてもご提案します。後悔のない転職のために、ぜひ一度ご相談ください。










